メンテナンスに行って来ました。
一人暮らしのおばあちゃんが残念なことに昨年亡くなられてその家をお孫さんが譲り受け、永年放置されていた薪ストーブを整備して欲しいという依頼でした。
依頼主がお留守の間 鍵をお借りしての作業です。
まず状態をチェックして驚愕したのが炉内に鳥の亡骸がゴロゴロと・・・
本体自体もかなり傷んでいる様子です。
本体外装 錆がひどくエアー調整用のダイヤルも手では回せない状態です。
トッププレートも画像で見る以上に傷んでいます。
燃えきれなかった薪がそのまま形を残し、よく見るとバッフルプレートがおっこちています。
1600シリーズあるあるです。
アッシュリップ 錆がひどいです。
ガラスも煤がすごいですが熱による曇りはないようです。
心が折れそうになるのを必死に堪えて一つ一つケアしていきます。
気になったのが本体全体の異常な錆。
それは屋根上に登って原因が発覚しました。
瓦屋根用鉛フラッシングが経年劣化で破れてしまっていました。
でもそこまでの補修費用を見積もっていませんでしたので応急処置で対処しました。
ガラスを磨き、本体の錆びを削り落とし、ファイバーロープを張り替え、再塗装・・・・
幸いなことに炉内のパーツ類に歪み等 破損がありませんでしたので作業は順調に進みました。
通常約2時間のメンテナンス作業ですが4時間かかり整備が終わる頃にはすっかり日も落ちてました。
でも、苦労の甲斐あって自分的にはかなり綺麗に復旧できたと思っています。
アフター画像
なんとかここまで整備して終わりにしました。
後日お取り扱い説明にお伺いする予定です。
via PressSync